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MB-1 custom 175F のトリセツ[実釣編] [ルアー雑記]

情報発信がブログからSNSにとって代わって久しいですが、そんな時代にブログの存在意義はアーカイブ機能とガッツリ長文を書き込めることなのかなと思っています。

久しぶりに書く記事は、実釣寄りのMB-1記事。そう言えば機能や設計の発信はしていても具体的にどう使うのか、この手のジョイントベイトをどう位置付けて使っているのか、をほぼ発信してないと思い立ったからです。

その辺の持論は、ウッドのオリジナルを使っていた頃と考え方は大差なく、今使ってもやっぱり同じような釣れ方だなと思っています。リップが付いた古典的な2ピースの大きめジョイントベイトがどういうルアーなのか、ブログでたっぷりと書いて行きたいと思います。お時間のある方はお付き合いください。
(取り急ぎ写真なしで…後で追加する予定)

MB-1を使っていたフィールドは関東平野にある典型的なマッディシャローや河川です。浅いか深いかと言えば浅いフィールドでカバーかオープンかと言えばカバーが絡むフィールドです。水色もクリアよりは濁り気味。そして沖よりもバンク側。

こういったタイプのフィールドにMB-1のようなルアーは向いていると思っています。オープンウォーターを泳ぐバスが「あ、餌がいる~」とパクッと喰うタイプではなく、発見されてから喰うまでの時間が短いタイプのルアー。リアクションで喰わせる傾向が強いとも言えます。

一番の特徴はリップによるアクション発動です。リップにより一瞬にしてルアーにパニックアクションを起こし、または移動距離の短いアクションを発動し、またカバーをかわします。この特性の代償が「よく見たらニセモノっぽさ全開なわざとらしい動き」ということになります。オープンウォーターではこれにより見切られることが多発します。

この特性をしっかりと理解しておくと、MB-1の出しどころははっきり見えてきます。経験則を交えながら解説していきます。MB-1で釣れるパターンは非常に明確です。バンクのカバー際、やや沖の沈みモノからの食い上げ。これが圧倒的に多いです。「そんなこと分かってるわー!」と言う声が聞こえてきそうなアンサー。でもこれは基本中の基本の話。これだけならバンクをだだ流ししてたら釣れる話なんですが、昨今そんな甘いわけはありません。

これを基本にしてフィールド毎に微調整してアジャストしていく必要があります。この手のビッグベイト(というほど大きくはないかもですが)が思ってるより簡単であり、思ってるより簡単ではないと言う矛盾をはらむ理由が、この辺にあるのではないか?と思っています。

シーズナルな話をしてしまうと収集が付かなくなるので深掘りはやめておきます。先述したフィールドでそんなパターンで釣れないなら単純にそこに喰うバスが居ないだけで、例えば夏はカバー奥に入ったり、逆に沖に出てしまいエンカウントしない事で凄く難しくなる傾向にあります。春はその点良い条件が揃い、産卵絡みでシャローにデカイバスが集まります。アフター期もまだまだ可能性アリアリです。低水温期はシャローでエサを喰って丸々と太ったデカイバスがターゲットになります。

フィールドによりシーズナルも様々だと思うので、比較的デカイバスが自分が良く行くフィールドでどう動くかは今一度整理してみると釣果に繋がるかもしれません。ベイトも相当重要ですし、言わずもがな、デカイベイトが絡んでるタイミングなら相当期待できます。

調整の話ですが、これも聞けばそんなこと?というようなことです。
ひとつはフィッシングプレッシャー。メジャーなフィールドでバンク際を、ハードルアーソフトルアー問わず、常に攻められている場合。この場合はバンク際はあまり期待できません。これも当たり前だと思われるかもしれませんが、あまり意識しないで際ギリギリでネチネチばっかりしていませんか?

ターゲットになるようなバスがシャローに居るとして、その場合のバスの着き場はちょっとだけ沖の沈みモノです。ブレイクより沈みモノが有望で二つ絡むならご想像の通り、最高です。首振りなのか、巻きジャークなのか、トップなのかちょっと潜らせるのかは分かりません。当日の状況でアジャストさせます。サーチの効率が良いのは巻きジャークで一番多用するメソッドです。

少し話が反れますが、MB-1を設計する上で最重要事項だったのが巻きジャーク性能であったのは、一番多用するからであり、ピンポイントを突いた設計をしないと実現が難しいからです。首振りやクランキング優先の設計をした上で巻きジャークができるリップ付きジョイントベイトを作るのは無理だけど、巻きジャーク優先の設計をした上で首振りやクランキングもできる設計をすることは可能とも言えます。リップ付きジョイントルアーを巻きジャークさせるにはかなり繊細な設計が必要で、その難しさは「ルアーの形が一定ではない」というジョインルアーの宿命と、リップによっていつも一定方向に抵抗が掛かるということに由来しています。リップでアクションを起こしている中で、ボディが常に変化しているからイレギュラー系のアクションは安定しない、ということが起こります。ただ巻きや首振りは単調なアクションなのでコントロールはしやすく、例えばボディデザインの影響はあまり受けないし、リップの些細な設計変更にも対応してくれます。でも緩急があり、イレギュラーな入力に対応するには、軸となる安定設計の中に絶妙な不安定要素を入れる必要があります。


ダメだ…設計の話になると長くなる…。この辺でやめます…。


釣りの話。
フィールドが広くてバス密度が薄い流域が長い河川などは、絨毯爆撃されていない場合がほとんどなので、ここまでシビアではなく、いるべき所にいるパターンが多いです。エリア選択が重要な場合が多いと思ってます。

もっと具体的に、自分が良く行く(行っていた)フィールド名を上げて自分が持っているイメージと釣り方の傾向を書いていくと、

●新利根川
プレッシャー高め→バンク際より少し沖目の沈みモノを意識。
インサイドや地形の変化で水深の浅いところはやる気があるバスが入りやすいので水面を意識しながら結構沖までやる。
(フィールド全体が単調なせいか、他のフィールドより顕著な気がする)
岸際の水深が1.5mとか深いところはあまり向かない。

●将監川・長門川
プレッシャー高め→バンク際より少し沖目の沈みモノを意識。
狙いやすい目立つカバーはほぼ全員が撃っているので、見えない沈みモノの他に些細なカバーが狙い目だったりする。

沖の沈みモノを狙いたいので、潜らせる巻きジャークが効率が良く、さらに濁り水なので、喰わす「間」を入れたソフトでスロー気味な巻きジャークが非常にマッチします。様子を見ながら「間」で水面まで浮上させるのも効果的で水面に出た瞬間に巻きジャーク発動など色々と試すとその日のアタリアクションを探せます。
逆に低水温期はややウエイトを追加して「間」で浮上してこないようにして、首振りをメインにネチネチやります。MB-1は軽いタッチから強い入力まで対応するように設計していますので、首振りの強さも色々試してアジャストしてみてください。

ここはいかにもデカイ魚が陣取ってそう…というところではトップ攻めが効きます。じっくりと放置も交えながら水面に浮かせておきます。フックはフェザーフックもお試しください。連結されたボディはもちろん、ソフトなシリコンテールは僅かな風や波でユラユラと揺れ、フェザーフックならフェザーがユラユラと水面下で揺れているのを想像しながらのんびりとやるのが良いです。トップだから釣れる魚もいると信じてやるのがミソ。(トップ=ルアーが曖昧になり騙しやすい)

ちなみに巻きジャークがキレが増すのはノーマルフック仕様で、ラインもナイロンよりフロロが向いています。リールは何度も何度も言っていますが、EXハイギアである8台がベストです。通常のハイギアである7台だと少し足りない…。MB-1にはぜひEXハイギアを使っていただきたいです。


●八郎潟
バス密度が低く、エリア選択が重要なタイプ。でもバスはアグレッシブなので、巻きジャークでサーチして行く。アシ際での反応も多いので、エリア選択後にネチネチとした釣りにスローダウンするのも面白い。低水温期はスローダウンした釣りになるのは一緒で、ローカルの話を聞いたところ想像よりずっとスローな釣りでした…。

●小貝川(MB-1が生まれ育った川)
エリアや時期によってタイプが変わりますが、減水期で流れがある場合は遅い釣りはやりにくいのと、巻きジャークで十分反応してくれるので巻きジャークメインの釣りになります。インサイドは浅すぎる場合が多いので、基本アウトサイドとアウトサイド前後のストレッチがメインになります。バンク際でもちょっと沖目でも釣れますが、2ジャーク目までに反応する場合がほとんどです。増水期ではバス密度が低くなるので、こちらも巻きジャークが効率的。増水期は全体的に難易度はグッと高くなります。


全体的な傾向として、水面直下で釣ることが多いMB-1は、水深が深い=バスが観察する時間が長い=見切られやすい、水深が浅い=バスが考える間もなくバイトしやすい、というのがあると思っていて、私的にはリアクションで喰わすイメージで使っています。だから巻きジャークの釣りが多いとも言えます。逆に低水温期の首振りは食性が強く、トップの放置も食性(ひょっとしたらイライラ)が強いと思っています。

一見ダイナミックでイケイケで攻めの釣りのイメージがあるジョイントベイトの釣りですが、実は多様で繊細な釣りです。そもそも通常のルアーサイズよりデカイのでキャストひとつとっても繊細。クランクベイトなら気にならなかった着水音も、例えばカバー際に同じようにキャストしたらバスは釣れません。着水音を抑え、繊細に操作する。だだ流し、単調なアクションで流していく釣りだと、釣果は望めないのがこの手の釣りです。

私は基本的にボートの釣りをしていますが、オカッパリはどうかというと、当然事情は変わってくると思います。私も昔は霞のオカッパリバサーでした。今霞でオカッパリで使うなら巻きジャークは護岸沿いで使いたいです。完全な平行キャストをするとロッドとルアーを一直線にしずらいのでやや斜めキャストをしてスローな巻きジャークが効きそうです。ちょっとしたカバーやポケットなどピンスポットでも巻きジャークを積極的に入れて行きたいところ。ロッドの先しか出せないようなカバー周りでは首振りなどのスローなアクションにして、放置プレイも面白そうです。放置プレイはオカッパリの方がやりやすいのは間違いないです。

そう言えばクランキング(ただ巻き)の話がほとんど出てきませんが、積極的に使っていただきたいと思っています。水面直下でのスローな巻き、大場所で遠投してクランキングなどなど、使い所はたくさんあります。遠投して普通に巻いてくると大体1.5mくらい潜ります。
潜らせた先で別のアクションを入れるなど組み合わせもアリです!ウエイトを少し追加(2g程度)するとかなり浮きは抑えられますので、ただ巻きで潜らせてウィードエッジでネチネチする、岬の張り出しで巻きジャークなど面白そうです。
ゴロタ場でクランキングも全然アリです。ルアーの強さ的にはマグナムクランク程度だと思うので、それを使うシチュエーションなら投入してみてください。
MB-1はウォブルがテールまで伝わるような設計をしていて、ただ巻きにも拘った作りになっています。

久しぶりに長い文章を書いてしまいました。
たまにはブログも良いですね。
何か書きたいテーマが浮かんだら書きますね。

「スプーンとクランクベイト」とかw


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新春プレゼント企画2021 [企画モノ]

一年前のプレゼント企画に引き続き、
今回もブログベースにてやります。

プレゼントルアーはこちら。
image0.jpeg


左はYackle C。
1.5mm厚のポリカーボネートリップが付いたタイプです。

右はYackle MR。
SRのアクションをそのまま一段深いレンジで通せます。

2名様となります。


エントリーはこの記事のコメント欄に
TwitterまたはInstagramのアカウント名と本名のイニシャルを使って、
質問に答える形で以下のように記入してください。
私をフォローしていることが条件です。
両アカウントをお持ちの方でもエントリーは一回のみです。

●お名前
アカウント名とイニシャル
●コメント
「シャロークランクでメインに使っているリールは何ですか?」の答え
できればメーカーとギア比も

(記入例)
●お名前
MB井佐 CDRみんなのおかげで楽しかった(T.I)
●コメント
ダイワ スティーズ CT SV TW 700HL ギア比6.3


締め切りは来年2021年の私が抽選をしようと思った時までです!
転売目的の方はエントリーご遠慮ください。

以上です。
たくさんのご応募をお待ちしております!



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MB-1(開発コード)のABS化 [企画モノ]

04.jpeg

MB-1というジョイントベイトを以前作っていたのですが、
それをこの度ティムコさんからABS化の企画をいただき、
現在それに向けて色々と作業を進めている所です。

Twitterとインスタでは既にお知らせしたのですが、
短い文書ではなく、ブログでしっかりと書こうと思い、
久しぶりに書いております。
古い話なので思い出しながら綴ってまいります。
う〜む長文な予感がする…。
暇な時の読み物としてどうぞ!!


ほとんどの方が知らないであろうMB-1というルアー。
クランクベイトでMBを知っていただいたケースが
圧倒的に多いと思うので、それも当然だと思います。
でも私のハンドメイドの原点はミノーであり、
10代の時に初めて作ったちゃんと釣れるルアーはそのミノーでした。

そんな少年・青年期からどっと時は流れ、またハンドメイド熱が上がると
自然とミノーを削っていました。
当時は小貝川がホームでミノーはもちろん、
クランク、スピナーベイト、バズベイト、
ラバージグ、各種ワーム・リグなど
多様な釣りをしていました。

そうした釣りの中でひとつのルアーにフォーカスしていく事になります。
それがロングAの15Aと14Aでした。
丸い断面の昔からあるボーマーの超定番ミノーです。

image3.jpeg
(当時使っていたものではなく吊るしの新品15A)


これをジャークベイトとして使うのではなく、
トップウォーターミノーとして使っていました。
ボディー内にシルバーやゴールドの反射板の入ったカラーを使って、
リップとフロントフックの間に鉛シートを貼り、
バランス調整していました。

これの意図はフラッシングさせたいのと
水絡みを良くしたいというもの。
そもそもなぜロングAだったのかというと、
ブリブリとウォブルもしっかり入るのと
浮力もちょうど良かったから。

これらを集約するとトップウォーターミノーイングが
楽しめるルアーになるというわけです。
使い方はこうです。

まず、ブッシュや消波ブロックなどのカバーに対して、
正確にキャストします。
ワンアクション目が一番重要で、
ここで巻きとロッドワークを同時発動して、
水中にグリグリっと潜らせます。
ややオーバーパワー気味な入力になります。

ウォブルとロールが入り混じり、
反射板がフラッシング。水中でギラギラっとアピールします。
わずかな停止の後にフラ〜っと浮上してくるのですが、
このフラ〜から水面浮上までの間にルアーが食われます。
ワンアクションかツーアクション目で食わなかったら回収という流れ。

この釣りの醍醐味は自分でルアーを操作している感が強くて
ルアーに入り込めるというのと、
バスのバイトが丸見えでエキサイティングなことの2点。
あと正確なキャストが求められるのも
ゲーム性があって楽しいのです。

この釣りにハマるともっとこれを極めたい欲が出てきました。
小貝川は水が比較的クリアでフラッシングがいい感じで効く水色。
私はもっとフラッシングが効率的に出せたら楽しそうだし、
もっと釣れるのでは?とハンドメイドの道に再び入ったのでした。

まずは昔から馴染みのあるバルサで作りました。
ロングAより体高を高くしてアルミ張りにしました。
なんちゃってリアルフィニッシュです(笑)
それでも釣れたのですが、これは違うなと。
比重の問題だと分かっていたので、
ハードウッドを色々試しました。
水絡みの良さに関わるところです。

14.jpg
(これはウグイ型)

そこで最終的にちょうど良い比重と入手のしやすさ、
加工性の良さなどでヒノキを使うようになりました。
ミノーのレングスは11cmで川と言えばオイカワだろうと、
オイカワフォルムでアルミ貼りのオイカワカラーが
私的定番になりました。
ここではルアー設計のいろはを学んだ気がします。
それはクランクへ移行した時にもかなり役立ちました。


11.JPG


このミノー時代はウグイ型やアユ型なんかも作ったりして、
楽しんでいたのですが、次第にミノーの限界を感じ始めました。
演技力の部分です。
釣果的にはこれでも良かったのかもしれませんが、
もっとルアーに入り込みたい欲求がありました。

操ることでルアーに没入していくことの楽しさを
もっと追求したいというマニアックな欲求です(笑)
その先にある恍惚感を味わいたいですよ、私は。
もうこの辺は変態の領域なのかもしれません…。

で、次のステップである2ピース化です。
ジョイントにすることでより生々しさが出ないかなと。
そこでジョイントにすることのメリットデメリットを勉強することになります。
当然3連結とかもやりましたよ。ジョイントする位置とか、ウエイトバランス、
テールの形状・素材、ジョイント方法など、色々と試したものです。


17.jpeg


このジョイント化により、
面倒で複雑な工程となったルアー作り。
もうこれはガンダムだと。
フラッグシップ扱いだなと。
そういう流れで「MB-1」という名前が付いたのでした…。
(MB屋号はもうあったので)


というわけで、当時としてはやや大きめではありましたが、
13、4cmのものだったので、ジョイントミノーとあえて呼んでいました。
私の中ではミノーの亜種だったのです。

02.jpeg
(右のものはさらに小さい)


肝心のアクションはどうだったかというと、
より繊細なアクションが可能になりました。
デッドスロー巻き、短い距離内での首振りなんかは
ジョイント化しなければ出来ないこと。
今までやっていたグリグリアクションも
より魚らしさを増し、水中でのフラッシングも
まるで魚のようでした。

初期段階ではこんな実験的なものも作ったり…

15.jpeg
(もちろんボツ(笑))


こうやって、より没入できるルアーへと進化したMB-1は
私の休日の相棒となりました。
圧倒的な釣果を求めるのではなく、満足感こそが最大の関心ごと。

ここぞという所へ正確にキャストして、
全身全霊のワンアクションを入れて、ルアーに没入。
ギラっと反射した後にルアーの下方が現れるゴールドの鈍い光。
バスとのファイトはおまけみたいなもので、
このアクションからバイトまでの流れは
永遠に色褪せることのない映像としてずっと脳内に刻まれるのです。

ルアーの力に頼って食わせるのではなく、
自らが演じて騙すという「してやったり」の感。
その演じるという部分では意のままに操れる性能が必要になります。
私のMB-1開発の全てはここに集約されています。

ボディーデザインや各パーツ、ウエイトバランスなど、
もうこれ以上は無理かな…というところまでやりました。
当時の技術なのでこれでめいいっぱいということでは当然ありません。
そして、加工技術とか精度とか、
そもそもそれはハンドメイドでは無理という課題もありました。
だから完成した!というよりもハンドメイドではこれ以上は無理だな
というニュアンスです。
すごく複雑で手間の掛かるものだったので、
これを作って販売することも何か違うなと。
(売れるとも思っていなかったというのもあり)


そんなこんなで次第にいじる事もなくなって、
バルサのクランクベイト作りに没頭することなり、
今に至るというわけです。


前置きがだいぶ長くなってしまいましたが、
そんな自分の中のちっぽけな歴史があって、
MB-1というルアーが存在していました。
それを友人の村中氏が知る事になったのは確か震災の年だったような…。
2011年とかそんな頃です。
ちなみにMB-1開発の時期は2006年辺りから2009年辺りです。

私的には自分用をハンドメイドで作ることはあっても
売り物用として作るつもりはありませんでした。

16.jpeg

H-1に参加していた時はリザーバー戦用にいろんなジョイントルアーも作り、
MB-1というよりも、より大きいものだとか、
ギル型だとか、そんなものを作っては投入し、
失敗し、なんてことをしていたくらいで、
MB-1は村中氏からこの話が持ち込まれなかったら、
間違いなく日の目を見ることはなかったことでしょう。

そういう意味ですごく感謝しております。
「ありがとう!村中さん!ティムコさん!」

で、ABS化となった時に色々とできなかったことをやれる
ワクワク感が湧いてきました。
精度も期待できるので、色々と妄想が膨らみました。
村中氏からも新たな提案もあり、それらを入れ込み、
まずはウッド版で検証。
あ、今回のABS化によりMB-1は約170mm40g前後にサイズアップします。


13.jpg
手は作り方を覚えているもので、
当時と全く同じ方法でサクサクと作業が進みます。
顔も当時と同じものです。フォルムもそのまま。
私的にはいじる必要のない所だと思ってます。

09.jpeg
10.jpeg

今後、テストを重ねながらウッド版でやっていた特性を継承しつつ、
ABSならではのメリットを注入し、新たな試みも追加し、
カスタムされたMB-1が熟成されていくはずです。


既にちょっと使ってみた人からは、
「これは楽しい!すぐ欲しい!」という反応があり、
私的には「そうでしょ、そうでしょ」と(笑)
操作することに長けていると思っているトップウォーターに傾倒しているアングラーや
フロッグのカバー撃ち大好きアングラー、ミノー大好きアングラーは
あっという間に操作感に慣れて、乗りこなすこと間違いなしです。
非常に楽しめるルアーになると思います。確信しています。

普段クランクなどの巻物しかやらないアングラーや
ビッグベイトに対してちょっとと及び腰なアングラーも
一度使ってしまえば、すぐに理解できると思います。
そして、このやや細みで薄くフラットなボディーのMB-1は
ビッグベイトとしてはバイト(反応)が多いタイプです。

08.jpeg

重量も専用タックルがなくてもMHくらいからであれば
ジャストではないですが、使うことくらいは出来るので、
非常に入りやすいです。
この機会にぜひ試してみて欲しいと思ってます。
(発売までにはまだ大分長い道のりがあるのですが…)


この記事ではディティールや機能性などの詳細は書いてませんが、
その辺のネタは豊富にあるので開発状況も含めて
村中氏と私とで動画などを通じてどんどん発信していく予定です。
お楽しみに!!
この状況が変わって釣りに行けるようになったら、
実釣動画も面白いなー(^^)


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WOBBLING CDR開催(予定)記念セットの販売について [販売情報]

WOBBLING新利根川の一旦中止からだいぶ経ってしまいました。

当日の午前中に開催予定だったクランクベイトオンリーの大会
「Crankbait Drag Race(以後CDR)」開催を記念して、
MBが勝手にOPA!さんで通販をやろうという企画がありました。

そもそもの発端としてましては、
OPA!さんがだいぶ前に開催していた「OPRIDE(オプライド)」
という大会がありまして、それが正にクランクベイトオンリーの大会だったのです。

この大会が後に江戸物 石名さんが開催していた「鋼派」に繋がり、
その後、鈴木美津男さんが起こした「H-1GPX」へと発展していきます。

CDRはこの縛りルール大会の元祖である「OPRIDE」のルールを拝借する関係で、
OPA!代表の小林さんに連絡を取り、色々と水面下で動いていたのですが、
私的にはOPRIDEとして開催したい思いも伝えました。
CDRのルールである「クランクベイトであるかどうかは選手が自己判断」
という紳士的な決まりもOPRIDE由来です。
Love & GentleというWOBBLINGの理念にすごくマッチして良いなーと思いました。

でも結果的にはCDRという名前で開催することになったのは、
小林さんの思いでもあり、ニューフェイスで頑張れというエールでもあったと
勝手に思っています。

「Crankbait Drag Race」の名付け親はリドルの粟野さんであり、
「Drag=引っ張る」が何ともクランクベイトっぽいということで
運営サイドで決定しました。
早速ロゴを作って完成してみると、ファイヤーパターンがOPA!さんのロゴと似ていて
我ながらビックリしたものです。
ドラッグレースと言えばファイヤーパターンだから安易な発想だったのですが(^^;)


という前置きがあって、
こんな繋がりもあるので、コラボ企画をやりたいと私が申し出て、
本来であれば3/28の現地でのルアー販売と時を同じくして、
OPA!さんで通販スタートとなるはずだったのでした。

その内容は以下の通りで、
こちらが4/19(日)の午前中にOPA!さんのWebストアにて、
ON SALEとなります。
https://www.opa-fishon.com


まずは抱き合わ…セットもの!



Leafer set.jpg

Leafer MR set.jpg

mito1 set.jpg

Yackle set.jpg

OPA!コラボカラーとしての
Firestormカラーを纏った

●Leafer
●Leafer MR
●mito1
●Yackle

どれか1個(※選べます)



●CDR Tシャツ(サイズとカラー選べます)



●CDRステッカー(100×50mm)

のセットとなります。(税抜き8,000円)
※セット個数限定あり




他にもセットに入っているTシャツの単品販売もあります。
(税抜き3,500円)

T-shirt_ALL.jpg

受注期間短いのでお早目にご注文ください!
おそらく3日間程度になるかと。

ホワイトとブラックがあります。

White.jpg
Black.jpg

チェストにWOBロゴ
CDR T_omote.jpg

バックにCDRロゴが入ります。
CDR T_ura.jpg

サイズ表です。
size.jpeg

という内容になります。
ご興味のある方は今週末の日曜日、
OPA!ストアを要チェックでお願いします!!

尚、Tシャツが受注生産となる関係で、
商品の発送は1ヶ月程度後になります。予めご了承くださいm(_ _)m
ルアーも今塗装してるし…。忘れた頃に届くやつです(^^)


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WOBBLING新利根川 販売ルアー [販売情報]

様々な試練を乗り越えて来たWOBBLINGですが、
今回はかなりのダメージを負いつつの開催となります。
参加される方はSNSで発信している対策を読んでいただき、
無事終えられるようにご協力くださいませ!

午前中に大会(CDR)があり、終わる頃に整理券を配布、
13時に販売スタートになります。
CDR参加者以外の販売でのルアー購入を目的に来られる方は
10時より入場できます。スタッフの誘導に従って駐車してください。


さて、MBクランクですが、
いつものようにギリギリ進行となっていて、
今回紹介するものが全部完成するかは分かりません…。


今回は新たな試みでOPA!さんで同時販売やります。
来られない方や遠方の方はこちらを利用ください。
販売開始は13時目安です。変更になる場合もあるかと思います。
OPA!さんへの問い合わせはご遠慮くださいませ。

これは私の判断で抱き合わせアパレルセット販売となります。
クランク1個+CDR Tシャツ(2カラーでサイズ選択あり)+CDRステッカー
税抜き8,000円となります。


まずはそのOPA!さんWebストアで販売するクランクから!

IMG_2198.jpg


ファイヤーストームです。
これはWOBBLINGでの現地販売はありません。
モデルは
●Leafer
●Leafer MR
●Yackle
●mito1
の4モデルです。

こちらはTシャツが受注生産となる関係で、
GWくらいの発送となります。
ゆえにクランクもサンプル分しか作ってないと言う…。

セットのTシャツとステッカーはこちら。

CDR_Tシャツ.jpg

CDR_100*50mm_cs6.jpg
(100×50mm)

尚、Tシャツだけの販売もありますので、
合わせてご利用くださいませ!



そしてWOBBLING会場での販売ルアーはこちら。


●Leafer

IMG_2208.jpg

Icestormとパーチ。
1月の福岡Knoxvilleイベントと同じカラーです。
正確にはIcestormの白目の色が違いますが…。


●Leafer MR

IMG_2205.jpg

Icestormとパーチ。
同上。


●MBX

IMG_2204.jpg

ブルーバックチャートとブラックバックチャート
ブルーバックチャートのチャートはフェードチャートとなっていて、
白っぽいチャートです。ベリーにチャートラインが入ります。
ブラックバックチャートのチャートはイエロー系チャートです。

●SCRAT

IMG_2210.jpg

オレンジクローとブルーバックチャート(MBXと同じカラー)。
オレンジクローはレッドクローに比べてやや明るい発色となり、
アピール度で言えばこちらが上となります。


●SCRAT MR

IMG_2209.jpg

今回初お目見えのMRタイプ。
レッドクローとアオコ。
アオコはハイシーズンのマッディーシャローフィールドの
水色に馴染みつつアピールできるカラーで非常に便利です。


●Leafer GS

IMG_2201.jpg

Gシャッドのみ。


●Yackle

IMG_2207.jpg

今回初お目見えの超ど真ん中的クランク。
詳しくは別記事で書いてますので、そちらで!
GシャッドとBGC(ブラック・グリーン・チャートの略)。
汎用性が高いカラーを採用しました。
水の色で使い分けます。
BGCはアオコと似てますが、ブラックバックとなっていて、
明滅効果が高いカラーです。
クリアアップしたらGシャッド、濁りがあったらBGCという感じです。


●DAT

IMG_2206.jpg

GシャッドとBGC、Lawチャートの3色。
こちらも汎用性の高いカラー。
LawチャートはLawパターンの濃度とかに個性(バラツキ)がありますので、
現地でお選びいただけます。


●DigDawg

IMG_2203.jpg

パーチとGシャッド。
これは自分が使いたく塗った2色。
パーチは将監川界隈で流行っている配色です。


●mito1.5HF

IMG_2202.jpg

使いやすいレンジとアクションの強さの1.5モデルの
高浮力タイプです。
Sandstormのみです。
このカラーは程よくアピールするカラーなので、
タフな時やクリアアップした時に非常に便利です。


●mito1

IMG_2200.jpg

MBらしくないカラー。
ホワイトバックSKYとグレーバックオレンジ。
実釣面では自然界では浮くカラーなので、
シャローのボトムとの対比でかなり目立つカラーという使い方です。

春のシャローで明るい色調のタイニークランクのブルーバックチャートが
すごく良かった時があって、小さくて目立つカラーが良かったのかなと。
それの延長でこういうのも面白いかもと塗ってみたものです。
見た目もカワイイので女子力の高いアングラーにもオススメ!



以上です

あとは間に合うかどうかだけ!
個数制限の有無は直前に決めます。
価格は今年から4,000円~5,000円となっています。


その他ステッカー類(CDR含む)や
アパレル(MBからパーカー等数着とイチ商会からMB Tシャツ(新色))
の販売もあります。


それでは、当日お待ちしております!!




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