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SCRAT[Catalog] [カタログ[Catalog]]

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SCRAT(スクラット)は一言で言えばレギュラーサイズのカバークランクです。
開発の流れとしては、ザ・カバークランクであるMBXがベースとしてあって、
そこからサイズ感をレギュラーサイズに落として、
汎用性を高めたボディ・リップデザインにしたクランクです。

ボディはやや細身にして、ボリューム感を落とし、
浮力もMBXのような高浮力でななく、
カバークランクとしての最低限程度にしてあります。
RTO1.5と浮力を比べると、RTO1.5より少し浮力が高い程度の浮力です。


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リップはより幅広いカバーに対応させるべく、
コフィン形状(ポリカ製)を採用。
ハードカバー対応はもちろん、回避時にクランクが安易に倒れることがなく、
泥底でも引っ掛かり感が少ないバランスにしてあります。


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一見何も無さそうなプアなエリアだけど、
意外に沈み物があるようなフィールドやリップラップストレッチで
重宝する仕様のクランクベイト。

さらにMBXを使いたくなるようなウッドカバーにももちろん高次元で対応します。
MBXはハードカバーに特化したカバークランクですが、
SCRATは程よいサイズ感が扱いやすく、
もっと幅広く使えるカバークランクになってます。
MBX程に高揚感(イケイケ感)は無いですが、
カバークランクとしての性能はピカイチです。

MRもあります(開発中)。

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MBX[Catalog] [カタログ[Catalog]]

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MBのエクストリームクランクが「MBX(えむびーえっくす)」。
とにかく硬いカバーの回避性能に重きを置いた「ザ・カバークランク」です。
元になったクランクベイトはレギュラーサイズの
とあるプロトカバークランクでした。


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その中で高浮力に調整したひとつのプロトタイプが
素晴らしいカバー回避性能を見せたところに着目していたタイミングで、
次の運命の出会いを迎えます。


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佐藤義和さんからいただいたバグリーのB2が
他の個体とは別ものの性能を見せたのでした。
ここで「本物のカバークランク」を体験した私が、
元々のプロトタイプをベースに
このB2を超えるべく再設計したものがMBXです。

ウッドカバーなど、硬いカバーを釣るためのクランクベイトの最終着地点はどこなのか…。
先人達はほぼそこに到達しているということに感銘を受けつつ、
自分にとっての最適化とその特性のど真ん中を射る設計と、
安定してその特性を再現しつづけられる(バラつきをなくす)ことを目指しました。


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そもそもこの手のカバークランクに必要な性能は何なのか…
というのを整理すると以下のようになります。

(1)ストレスなく直線的にカバー群をトレース可能なカバータッチ時の安定性能
(2)強風下でも際どいピンポイントやカバーのその奥に自信をもってキャストできる抜群のキャスタビリティー


これを細分化してMBXのディティールに落としていくとこのようになります。

(1)に関しては3つの特性に分類されます。「適度な高浮力」「ハイピッチなワイドウォブル」「1.5mm厚のポリカーボネイト製スクエアリップ」の3つです。
これらが合わさってカバー群を直線的に引けるMBXを実現しています。

(2)に関してはハーフオンスという扱いやすいウエイトと63mmというやや大きめのサイズ感に設定しました。大きめのバスを狙いたいというのもあります。


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ボディー設計は持論によるカバークランク設計を施し、
上記の設計要項を盛り込みました。

「適度な高浮力」が必要な理由は、
回避時に瞬間的に浮力により上に引っ張られることで、
カバーに深く刺さらない、左右にぶれないから。
「ハイピッチなワイドウォブル」が必要な理由は、
濁り水での使用が前提なのとカバータッチ後の姿勢回復速度が早くなるから。

カバー回避においてはハイピッチとローピッチでは水の抜けている時間が短い
ハイピッチ特性が圧倒的に有利です。
また力強いワイドウォブルは「ポリカーボネイト製スクエアリップ」と合わさって、
カバーに沿わない回避が可能になります。
つまりはスクエアリップの角の点で強く接触することでボディが
横になりにくいということです。

また、当時バルサ製クランクの主流だったサーキットボードではなく、
厚みのあるポリカーボネイトを使うことに大きな意味がありました。
削れにくいというのはもちろんあるのですが、
薄いサーキットボードは硬いカバーとの相性が良くなかったのです。
薄いが故にカバーに突き刺さりやすく、引っ掛かり感があるのです。
テトラでも顕著に違いが出ます。
サーキットボードリップは引っ掛かった反動で
ルアーの挙動が乱れてストレスになります。

サーキットボードリップはアクションのキレが出て、感度が上がるのですが、
用途によってポリカと使い分けをすることが重要なのです。

ちなみにMBクランクはリップの種類(形状)でアクションの強弱調整はしません。
リップのタイプはあくまでもどんなカバーに対して使うのか…
どんなタイプのクランクベイトに適用するのか…により決定されます。


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MBXを設計するに当たって、使い勝手を良くするために
フォーカスした点が以下の2点です。

「高浮力過ぎない高浮力で設計」
「浅過ぎない潜行深度で設計」

「高浮力過ぎない高浮力で設計」については
他のクランクベイトよりも圧倒的に高浮力なんだけど
アングラーに調整の余地を残した高浮力に調整しました。
「浅過ぎない潜行深度で設計」は浮力とも関係しますが、
こちらもアングラーの意図によってはある程度の潜行深度を稼げるようにしました。


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長く書き過ぎた感がありますが、使ってみれば分かるその特性は、

「そこにカバーが存在しないがごとく軽快に回避して泳ぎ続けるクランク」

際どいキャストからの激しく速い明滅と至高の巻き感、回避、レンジ調整、リニア感
などで無敵感を堪能できるクランクベイトがMBXです。

一番おすすめの使い方は、「4月の荒れたコンディション時に使い倒す」です。
ほとんどのバスがシャローに居て、特に大型のバス密度が一番高い時期なので、
シャローのカバーを釣るクランクとして非常に有効になります。
大型の半プリも良く釣れます。

アフターを経て、回復し出した時期(5月・6月)も
まだシャローに居ることが多いので、そこでも有効になります。
ちょっと沖目のカバーも含め、狙ってみると面白いです。



MBXはMRやDRも存在していて、順次リリースして行きます。

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(写真はDRのプロト)

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Leafer[Catalog] [カタログ[Catalog]]

今日からしばらくカタログ記事をアップしていきます。
写真はバリバリ使用しているものになりますので、ボロボロです…。
いつか差し替えたいです。また加筆なども随時して行く予定です。

まずはファーストモデルのLeaferから。


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MBクランクで正式に販売した初めてのクランクがLeaferでした。
当時通ってた小貝川や霞ヶ浦水系で使いやすいフラットサイドクランク
ということで設計したものです。10mmという薄めのソフトバルサを使用し、
水中を漂う木の葉の如くレスポンスの良いクランクということで
「Leafer(リーファー)」と命名されました。

ペティの流れであるリトルPTなどのシャッドライクなタイプではなく、
ステインウィーターでの使用も考慮したもう少しアクションが強いタイプ。
パタパタとハイピッチな明滅を繰り返すフラットサイドクランクらしいアクションです。
カバー回避のためのディティールとソフトバルサだから残る浮力、
抜けの良いラウンドリップにより、ウォブルが強くないフラットサイドでも
フィネスカバークランキングに対応します。

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(B品というのがわかる写真…)

流れのある川においても巻き重りせずにストレスなく巻ける軽快さがあり、
カバー際でも着水点からの泳ぎ出しの早さで
狙ったラインをしっかり泳がせてトレースできます。
また、フラットサイド部を明滅させながらトリッキーなアクションも可能なので、
横の動きに追いきれないバスも短い距離で誘うことも可能です。

9g弱というウエイトにより十分なキャスタビリティを確保しているLeaferは、
基本性能の高さを生かして幅広いシチュエーションで使える
フラットサイドクランクと言えます。


Leafer TH(thin=薄いの意)という派生モデルがあり、
ボディ前後をシェイプすることで、元々ハイレスポンスなLeaferを
さらにハイレスポンス化したモデルになります。
アングラーの意図にリニアに反応するチューンドモデルと言えます。
やや浮力が低いのでよりフィネスな使い方に向きますが、
通常の巻きのクランキングにも高次元対応するモデルです。

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ともに潜行レンジは1mプラスということで、
バンクを流すスタイルで使いやすいタイプです。
さらにそれぞれMRモデルも存在し、
ほぼ同じアクションで1.5m~2mの潜行能力があります。

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村中氏とルアコ氏とクランクベイト話 [動画]

1月某日に渋谷に集まった3人。
クランクベイト話してます。

初登場の村中氏は友人であり、
フェンウィックのロッド開発者でもあります。
ルアー全般に詳しいのですが、
日米のハンドメイドクランクベイトにも造詣が深いので、
面白い話がどんどん出て来ます。

こんな動画もどんどん上げて行きたいです。






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