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Yackle復活 [カタログ[Catalog]]

ヤックルと聞いて「あー、あったね!」と思った人は
かなり前からの当ブログ読者です^^

割と初期にほぼ90%くらいまで開発されていたモデルで、
その後にSCRATが完成したのを機に「あんまり使わないかも…」
と放置していたモデルになります。


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なぜ放置したのかというと、コンセプトが絞れていないモデルだからなのですが、
そのコンセプトを書き出すと、

●よく飛んで
●軽い引き心地で
●よく動く

という「う~む」なもの…。

15mm厚のバルサから削り出された
セミラウンドボディーはテールが太く、
キャスタビリティに優れます。


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水が抜けるボディーと「動く」ということを重視したリップにより、
アクションはハイピッチでロールも割と入り、引き心地が軽いので、
とりあえずコレ投げとくか的なクランクとしてはかなり優秀です。

そんなクランクなので、逆に言うと使いどころがはっきりしないとも言え、
当時の私は作る気がどんどん無くなって、
しばし忘れ去られていたわけです。

で、今回コレを作ろうと思ったのは、
LeaferとSCRATの間が欲しいと思ったからです。
Leaferは濁り水でも使えるレギュラーサイズのフラットサイドクランクで
SCRATはレギュラーサイズのカバークランク。

風が強い中、Leaferより飛ばしたい!とか
カバーが薄いけどフラットサイドじゃない!とか
ダラダラしたストレッチを効率良くトレースしたい!とか
そんな時にYackleはぴったりだなと。


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多分皆さん好きなタイプかと思います。
めっちゃカバーに強いタイプではないですが、
かなりオールマイティーな性格でこれをシステムクランク化したら
相当なポテンシャルがあるはず。
過去にそうしたテストもしていたので断言できます。

バルサで作るハンドメイドクランクはどこかカスタム感が欲しくて
それぞれにコンセプトをはっきり持たせたいということで、
こういうタイプは作るモチベーションが上がらなかったのですが、
あったら便利なのは明白なのです。

ちなみに「Yackle(ヤックル)」という名前の由来ですが、
もののけ姫のヤックルです。
可愛くてめっちゃ運動性能が高いというのが
イメージにぴったりだったので。
命名以前は「Leafer Plus」と呼んでいました。
高機動型Leaferという厨二的な意味でした…。

WOBBLING新利根川で潜行深度約1mのSRタイプを販売しますので、
気になる方はぜひ!


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脱兎の如く 新作クランク[DAT] [カタログ[Catalog]]

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私の4月の定番はMBXとSCRATとLeaferで、
風や雨などで状況が荒れれば荒れるほど強いクランクを使います。
昔は細かくバスの状況を分析したがりでしたが、
2、3月辺りならともかく4月になるとあらゆる状況のバスが混在していて、
ひとつの状況にフォーカスしていくと、
ドツボにハマりやすいなと。

クランクベイトに反応しにくい春バスはどういう状況かというと、
産卵モードが高まった状況(産卵直前)と
産卵後のお疲れモードの時で、
それ以外ならプリであれ、半プリであれ、回復系(これは主に5月以降)であれ、
産卵に関係ない小さいバスも含めてクランクベイトで攻略可能です。

当然晴天無風だとアレなのですが、
4月のクランキングはシンプルに考えるのが、
自分の性格にあっていると思ってます。
ちなみに今年の将監はGW辺りはクランクに反応悪かったです。
(産卵モードが高まったため)


で、DATの話なんですが、
今までの春のクランクの使い分けは以下の通りでした。

MBX→強風、嵐コンディションでデカイのをシャローカバー周りで狙う用
(デカイ半プリにも良い)
SCRAT→風などの状況を見てMBXから強さを落としたい時用
Leafer→水温低下やハイプレッシャー、風・雨などの荒れ要素が無い時


そこでひとつ問題があって、
私が行く濁り水フィールドのシャローを釣るにおいて、
Leaferがちょっと潜りすぎる問題がありました。

ロッドワークやリトリーブスピードで調整はしていても
ボトムへの過度な接触や無用なスタック、
調整することでの効率悪化などで、
ストレスがあったのです。


そこで、「4月に快適にクランキングできるクランクベイト」
というワクワクするような課題ができたわけです。
先述したような4月の色々な状態にあるバスを
深く考えずに手っ取り早く根こそぎ釣ってしまえるクランクベイト。

必要な性能は以下の通りです。


●着水点が30cm、ボートポジション1m未満というような
浅いエリアで使いやすい潜行レンジ

●春に有効なウィグル寄りなアクションと小粒なボディー

●その中に最大限のキャスタビリティと回避性能を持たせる

です。


色んな視点から試作をした中で、
「これだ!」と直感的に思ったのがこちら。


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クランクとミノーの中間的なイメージでデザインしたものです。
色々といじって行く中でこの形になったのですが、
後で「クラップシューター」と「シャローラビット」に
近いコンセプトだなと思った次第です。


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この時点でかなり完成形に近いものができてました。
Leafarより一段浅いレンジをハイレスポンス・ハイピッチな
ウィグルを伴ったアクションで泳ぐ素晴らしい素質を持っていました。
巻き心地も軽く、バス密度の薄い時期のシャローも
効率的にサーチできそうなクランクになるという確信がありました。

課題は2点ありました。
回避性能の向上と千鳥特性の克服です。

回避性能は潜行レンジと喧嘩する部分であり、
ボディーも大きく変更したくない中で、細かな調整が必要でした。
OKな部分をそのまま残しつつ回避性能だけをアップするという作業は
なかなか楽しい作業でした。



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そして最後に残ったのが千鳥特性を消す作業。

プロトの初期段階のものはこの特性を持ってて、
ある一定のスピードに達すると左右にブレるのです。
ランダムに揺れるのではなく、S字を描くイメージです。
これはこれで面白い特性なのですが、
派生モデルならまだしも、オリジナルにこの特性を持たせることの意味を
私は理解しているつもりで、まず安定生産が無理という問題があります。

そして、濁り水では使いにくい問題と、
そもそも効果的なのか?というと疑問符が浮かぶという…。
クリアウォーターならば効果的な時があると思うのですが、
やっぱり亜種的なものだというのが私的見解です。

ということで、各部を微調整して直進性能の高い方向へと
持って行き、MB的ラビット「脱兎ことDAT」がほぼ完成しました。



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今年の4月にがっつり検証する予定が
WOBBLING用ルアー製作で全く釣りに行けないのが明らかだったので、
早めに手を打っていました。


テスターさんスカウトです。


西日本からクリアウォーターや野池担当で
Kazuyaさんをスカウト。
濁り水担当で栃木からの刺客・市川さんを。
通うフィールドとクランク愛を鑑み、
間違いない2名にお願いしたのでした。


そして、私の思い描く釣れ方で釣ってもらったバスたちがこちらです。

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プリから半プリ、アベレージや動き始めた1歳魚まで、
いい感じの食われっぷりで、製作者はご満悦です^^

お二人ともありがとうございました!



「DAT」の名前由来ですが、
最初はAprilから「AP」を冠した開発コードで進めていて、
新しい名前を考えていたのですが、
泳ぐ姿から逃げる小動物のように見えて、
開発が頓挫してた「脱兎」を思い出し、
「DAT」の名をこちらに譲ったのでした。


WOBBLINGを機に色々な方に巻いてもらったり、
説明したりとオープンにしたところ、
皆さんすごく反応してくれて、これは釣り人も釣れるぞとw
もともと小粒であり、軽い巻き心地でよく動くクランクなので、
関東では特に使い所が多いと思います。

ウィグルがかなり入るので、エビっぽくもあるので、
シュリンプカラーを入れたり、
春のサーチカラーとしてオールチャートとか、
カラーバリエーションも幅広い感じにしようと思っています。

まずは9月のWOBBLING福岡から、
9月のたまやオープンの協賛大会、
その後もしばらくは優先的に作っていくモデルになるかと思います。

そしてレンジ違いモデル(MR)も開発予定です。
お楽しみに~!



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mito[Catalog] [カタログ[Catalog]]

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一言で言えば小さいLeafer。
釣友・トミタ氏の要望により開発した経緯があり、
敬意を表してミトと命名。
当初はLeafer45という名前で作っていたくらい設計思想はLeafer似。

ただ浮力を確保する方向で幼児化したボディデザインを採用しています。
レンジ違いの2モデル展開で1(SR)と2(MR)では
バラストウエイトが違います。

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mito1は潜行レンジ70cmくらいのシャローモデルで
浮力を確保する意味でウエイトは6gとなっています。
mito2は潜行レンジが1.5mで地形を釣る場面が多いことから、
飛距離(助走距離)を伸ばすためにスローフローティングな仕様でウエイトは7gです。


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MBクランク中で一番バイトの多いタイプ=バスのサイズを選べないタイプ
ゆえにしばしば使用を躊躇うクランクになっています。
早春のデカバス狙いでは私的定番クランクで、
回避性能の高いシャッド的性格を有効利用します。


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さらにアフタースポーン期のルアーを追ってくれないバスに対しても、
バルサならではのハイレスポンス特性を生かした
デッドスローリトリーブで半ば無理矢理反応させることも。

狙いを定めてタクティカルに使うも、
タフな状況化で1本を絞り出したい時に使うも、
使い手次第で様々な用途が考えられるタイニーフラットサイドクランクです。


別名「ミトマウス」のmitoはねずみ年にしか販売されないという都市伝説が
あるとないとか…。
ただ、それは現実のものとなる可能性が高いと密かに囁かれています。


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DigDawg[Catalog] [カタログ[Catalog]]

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DigDawg(ディグダグ)はカテゴライズするとカバークランクです。
Mirrorと同様にパラパラウィードエリアでも引ける
対ソフトカバークランクとして設計されています。

小粒でブリブリとウォブルするタイプで、
そのアクションとラウンドリップの抜けの良さと相まって、
柔らかいものとの相性が良いクランクベイトになります。

同じソフトカバー向けで設計されたサブサーフェスレンジのMirrorに対して、
DigDawgはご覧の通り、長めのリップが付いているので
スイムレンジは~1.5mくらいになります。


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(現在はサーキットボードリップが標準)


シャローで使う場合はボトムノックすることも多く、
低地の沼にありがちな柔らかめなボトムでもアクションし続ける性能も持ってます。
11~12月の落ち葉の多い季節では落ち葉を拾いにくい特性が生きます。
他のクランクよりも明らかにストレスなくクランキングが可能です。

簡単に言うと、ウィード系カバーや泥底と相性の良いクランクがDigDawgなのです。
ただ、小粒でよく動くので、Mirrorよりは潰しが利く特化型クランクと言えます。
カバークランクのSCRATは硬めのカバー向きですが、
柔らかめも割といけるタイプなので
同じカバークランクでも出しどころが違ってくるわけです。

また、DigDawgは高浮力ではなく、
アクション(ウォブル)の強さとリップでカバー回避するカバークランクです。
リップの長さは泥底のボトムでも生きますが、
逆に硬いものに対しては反動が強くなるので、ラウンドリップなのもあって、
リップラップでは回避時に横泳ぎしてしまう場面も多くなります。


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Mirrorほど特殊用途ではないですが、
SCRATと比べて出番は多くないタイプ。
小型でサーキットボードリップのよく動くタイニークランクであるDigDawgは
やや深く潜るタイニークランクとして使ってみるのも面白いクランクベイトです。


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Mirror[Catalog] [カタログ[Catalog]]

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Mirror(ミラー)は銀幕レンジを泳ぐサブサーフェスクランク。
ゆえに開発中からMirrorと呼ばれていたクランクで、
その後そのまま正式名称になりました。

通常巻きで30cm前後潜り、
ウィードが繁茂するエリアでちょっとした上澄みを引ける、
ウィードに絡みにくいクランクです。
汎用性の高いLeaferとは真逆なニッチな用途に特化したクランクと言えます。


通常、サーフェスクランクやサブサーフェスクランクは
ハイアピールタイプが多いのですが、Mirrorは細身ボディーで、
ブリブリというよりは、クネクネしたアクション。
ただアクションが弱いわけでもないので、
関東のステイン系の水域でも使えるクランクでもあります。

低地のシャローフラットレイクに良くある数十センチの浅いエリアで、
バズベイトしか投げれないような水深でも使えるので、
バスが水面を割ってくれない時にクランクを巻くというのも良いと思います。


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リップは特殊な形状をしてます。
細身の軽いボディとこの空気抵抗の大きそうなリップで、
キャスタビリティーがイマイチなのでは?と思われるかもしれませんが、
テール部にウエイトを追加することで、
回転することなくキャスト可能です。


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そして、この設計によってアクションもうまくまとまったという、
まさに一石二鳥なウエイトバランスになってます。

当初はあまり期待していなかったカバー回避性能も
うまくフロントフックをカバーしてくれるので、かなり高性能です。
一番重宝するのは横たわって水面に浮いている枯れ葦があるようなバンクを流す時。
軽やかに枯れ葦を回避してすぐに泳ぎを再開します。

水に張り付かないタイプのリップで、
(ディープダイバーによくある水面からなかなか出てこないタイプの対極)
リップが立っていて、リップからノーズに引っかかりがなく、
軽量なボディであることによる恩恵です。
ロッドワークで水面から飛び出させやすいので、
意図的に水面のカバーを飛び越えさせることも可能です。
普通のクランクは勢いで潜ってしまうところです。


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元々はパラパラと生えているウィードやウィードクズを
なるべく拾わないようにデザインされたものでしたが、
そうしたソフトカバーからウッド系カバー、浮遊物系にも強い
細身ボディからは想像できない高性能カバークランクの一面もあります。

ただ、潜行レンジ的に汎用性があるクランクではなく、
事実タックルボックスで待機している時間が長いです。
Mirrorはとりあえず投げてみるといった使い方はされないクランクですが、
そうしたシチュエーションに遭遇した時にはめっぽう強く、
替えが効かないクランクと言えます。


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