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ライトリグの話[後編] [雑記]

前回からの続きになります。
読み返すとまたもや

「知ってる」

と言われそうなことを
書いていることに驚きを隠せません(笑)
まあ、一般に言われていることをしっかりと経験しておくというのも
大切なことなのです!




さて、時系列で書いてたのでアフター回復期からの話から。


6月以降のシーズンになると、
シャローでのデカバス遭遇率はグッと下がって、
それはクランクだろうとライトリグだろうと
釣果にそんなに差はないというのが実感です。
ただ、アフター期の余韻は残っている感じ。

梅雨シーズンとライトリグの相性は…
っていうか今年梅雨ってあったっけ??


バスが動く気力を取り戻しはじめた時期は、
リグはそのまま軽量仕様で着底後にリフト&フォールさせる
フワフワした釣りが調子良かったです。
夏本番の高水温期はプチライトリグシーズンという印象でした。

理由は結構単純で、シェードとライトリグの相性が良いから。
ヘビーカバーであれば、テキサスや直ジグ系を入れるところですが、
プレッシャーがそれなりに厳しいフィールドでは、
フワフワ感があった方が良いのか、ライトリグを多用していました。
新利根川ならばカバーに奥行きがないので、結構行けてしまうのです。

フワフワ感が好感触なのは「バスはシーズン中は基本浮いている」
ということでも相性が良いのかなと。
まあ、ボトム系の餌を食べている場合はまた違うのでしょうけど。



追っかけたくないというアフターシーズンバスへのライトリグに対して、
高水温でシェードに入ってタフってるバスをテンポよくフワフワリグを撃って釣る
サマーシーズンのライトリグということで、
バスの状態は微妙に違えども「タフ」ってところが共通項です。


やっぱりこうなるとライトリグは強いなというのが
正直な感想。
でもサイズを狙うとなると…サマーシーズンはう~んという感じ。
昼間は暑いし朝夕のビッグバドとかそんな釣りをしたいなと思う時期です。




話は少し変わって、皆がよく使う「今日はタフ」という台詞。
私もさっきから使ってます(笑)
そもそもタフって言い方がちょっと玄人っぽいから
使ってしまうのか、便利な言葉ではあります。
単になかなか釣れないということをタフと言う。
そして

「タフだからライトリグにして何とか1本釣れた…」

とか言うわけです。

その辺ってちょっと曖昧だな~と以前から思ってて、
バスのやる気がないからなかなか口を使ってくれないのを想像して
そう言ってると思うのですよ。

でもライトリグだったからなんとか1本釣れたんじゃなくて、
ライトリグで非効率的な釣りをしてたから1本しか釣れなかった…
とも考えられます。

判断が難しいところです。


例えばクランクベイトのサーチ能力は高くて
短時間で広範囲をトレースできます。
バスがあちこちに散っていて、どこにでもいますよって時は
もうクランクベイトの方が効率は良い時が多いです。

でも広範囲に散っているけど例えばプレッシャーが掛かっていたり、
水質の悪化などでいわゆるタフな状況だったら
横切ってすぐに遠ざかるクランクをなかなか追ってくれない。
存在に気付いても近づいてきてくれない。

釣れないからライトリグを入れるけど、
今度はなかなかエンカウントしないからそんなに釣れない。
エンカウントしても釣れるとも限らない。

居場所が絞れない上にタフコンディション。
「秋、釣れない」問題はだいたいコレかなと。
はい、いきなり秋の話に移行しました(笑)


職業釣り人でなければこの辺の的確な対応は
正直難しいと思います。




タフでもクランクを食ってくれる魚を狙うか、
少しでも居る可能性の高いところへライトリグを届けるか…
私はやっぱり前者の方が性格的に向いているなと思ってます。

クランク or ライトリグの2択だったら、
最後はどちらが好きかでも良いのかと。


書いていたら結構な長文になってしまいましたが、
バスがスポーンの呪縛から解き放たれた後(回復後)~
ハイシーズン(水温10℃を切るくらいまで)は
ライトリグの出しどころはアングラーの能力が問われる、
というのが今期感じたこと。


これがクリアウォーターでサイトフィッシングが得意ならデカいのが狙えます。
これは強力な武器なので、ライトリグを出す意味があります。
ステインでもバスを発見する能力が高い人なら同様です。

デカいヤツが差してくるタイミングや
溜まり易い場所を把握している人なら
ピンスポットで食わせ易いライトリグを入れる意味があります。


試合に出ていて「あーこの人釣りウマだな~」と思えるのは
そんな釣りのセンス・技術・経験値がある人。
ローカルな大会に参加している一般アングラーであれ、
それなりの試合にエントリーしているトーナメンターであれ、
ライトリグ…に限らずワームで結果を出していつも上位に入ってる人は
そんなアングラーかなと。


私は残念ながらその辺の能力値は割と平凡な気がするので、
今の自分の能力値ならばライトリグは
いわゆるアフタースポーン期だけでいいかな…
というのが現段階での答えです。
結果が全てという環境で釣りをしているわけでもないし、
頑張って極めたい道かというと…。

あとは何か見えた時に繰り出すと。
さっきも書きましたが、サマーシーズンの日中に
どうしても釣りたかったらやるくらいが
ちょうど良いなと思いました。


ここからは先述しましたけど、好みの問題でもあります。
趣味ですからやりたい釣りで釣りたいと。
私はなるべく釣りをシンプルにしたいので、
できれば「リグ」は避けたいし、
愛嬌のあるプラグで釣りをしたいです。


image1.JPG


タックルも少なめでさっと準備して好きな釣りをして、
終わったらさっと片付けて、
コーヒー飲みながら車の中で余韻に浸って帰りたい。


私の友人にライトリグが好きだから年中使っているという奴がいます。
それはもうそれで良いと思います。
繊細に色々なものを感じてバスのバイトをワクワクしながら
待ち焦がれているのも楽しいものです。

釣果も安定感のあるものになるし、
ライトラインでドラグを使いながらやりとりする釣りも
ある意味日本文化に則しているような気もします。
対象魚に対して強過ぎる道具は使わずに大物を仕留めるのを良しとするのは
日本の釣り文化を見れば納得です。


ただ、私の中ではライトリグを使う意味を持たせたいなと思うのです。
何となく使って、何となくアベレージ釣って帰るというのは
やっぱり満足度が低いのがその理由。




釣る能力が高いルアーとして、
ワームがあって、ライトリグという仕掛けがあって、
ゆえにトップカテゴリーのトーナメントで多用されて、
実績もあってという反面、
釣れるがゆえに初心者にも多用されるというところで、
それを一緒くたにされがち…というのがライトリグなわけですが、
私的にはそんなことはどうでもよくて、
ただ「ライトリグ依存」というのが嫌なだけ。


ライトリグ、好き勝手に書きましたが、
否定的に捉えてたり、想像だけで毛嫌いしていたり、
真剣に取り組んだことがなかったりという人は
一度向き合ってみると考えが変わるかもしれません。
釣れない時はライトリグでも釣れないし、
でかいのばっかり釣れる時もあります。


何事もやってみるのが一番。
さー来シーズンは何をテーマにしようかな。




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