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動画の話[その2] [動画]

今回は機材の話です。
経験者向けではなく、
動画撮影してみたい初心者向けの内容です。
興味がない方はめっちゃつまらないかも(^^;)
ちょっと長くなってしまいましたが、
興味のある方はぜひ一読くださいませ!


まずはカメラ。
動画撮影の手段はたくさんあって、
ざっと書き出すと

●スマートフォン(タブレット含む)
●アクションカメラ(GoProなど)
●デジタルカメラ
●ビデオカメラ

の4つに大別されます。

一番身近なのがスマホで、
Youtubeくらいならこれで十分と思えるような
まあまあ綺麗な動画が撮影可能です。

自分のチャンネルを作って、
釣り動画を頻繁にアップしていきたいと思っている方に
はじめの一歩としてオススメなのが、
お手持ちのスマホとアクションカメラのセットです。


アクションカメラ選びはGoProがアクセサリーが多くて、
かつ性能も間違いないのでオススメです。
これは主に固定カメラとして使用します。
中華製の安いものがありますので、その辺も選択肢に入れても良いかと。



IMG_7398.jpg



私は簡単に固定できるマウントを使い、
ボートなどに固定して使ってます。
オカッパリの場合は首に下げるパターンや
チェストに固定するパターン、
ヘッドに固定するパターンがありますが、
軽量な三脚を使って、近くに置いて撮影するという手もあります。




IMG_7399.jpg
(これは軽いやつじゃないけど)



カメラ用品の接続は大きく分けて3種と思っておけば
わかりやすいです。

●1/4インチネジ
IMG_7417.jpg

●シュー
IMG_7415.jpg
ファインダーの上と左側にタテに付いているパーツ

●GoPro規格
IMG_7418.jpg

さっきのGoProと三脚の取り付けは
1/4インチネジによる接続です。
GoPro用アクセサリーのひとつとして
1/4メスネジアタッチメントがあるわけです。

基本的にネジで接続する場合は1/4インチがほとんどで、
重量級の接続には3/8インチが使われます。


シューはカメラの上によく付いているやつで、
基本的に共通規格です。
ただ、Sonyのハンディカムは独自規格なので、
変換アダプターが必要になったりして面倒なことになってます…。

通電するものをホットシュー、接続だけのもをコールドシューといいます。
電源や信号をシューから得る場合はホットシューが必要になるという感じ。
コールドシューは周辺機器の取り付け用のアタッチメントという扱いです。
こういうのも付けられます。

IMG_7416.jpg


プラグ類もまた規格がいっぱいあるのですが、
より突っ込んだ情報を知りたい方は
各自お調べくださいm(_ _)m




いきなり脱線した感がありますね…。
相変わらず思いついたままに書いてます(笑)




スマホはさておき、GoProなどのアクションカメラは
コンパクトで防水(機種による)なので、釣りと相性が良いです。
絵も広角なので、広い範囲を撮影可能です。
ピントも被写界深度が深いおかげでピンボケの心配はほぼなしです。
画質も悪くないし、記録用カメラとしては非常に優秀です。
※被写界深度とはピントがあっている範囲(奥行き)のことです。

ただ、映像を撮ることに特化してますので、
どうしても音声収録がイマイチになりがちです。
GoProで言うとボディの数カ所に小さい隙間があって、
そこから音を拾っているような有様です。
そこにケースをつけるので、
とりあえず映像だけ撮れていればOK的に使われることが多いのです。
(少なくとも純正ケースは一応マイク部分に穴が空いているんですが)

ということで、問題は音声収録です。
これが相当重要になるので、
アクションカメラをメインカメラの一つにしたい場合は
内臓マイクで済ませるのではなく、
外部マイクを購入していただきたいです。


一番いい感じに収録できるのは、ピンマイクです。
(襟のあたりに付けるアレ)
前回使ったGoProのセッティングはこのようになってました。



gp_1.jpg
gp_2.jpg


マイクを差すミニジャックの差し込み口が無いので、
まずアダプターを別途買って取り付けます。
このミニジャックにワイヤレスマイクのレシーバーをセット。
もう1本のコードは、実質1時間くらいしか持たないGoProのバッテリー
を補助するためのモバイルバッテリーに繋がれています。
戦闘力24000mAhを誇る大容量なので、
これで1日余裕で持ちます。

メーカーの話では給電しながらの撮影は
温度上昇が激しいとのことなので、
真夏の炎天下で長時間撮影する際は
温度上昇による自動停止機能が働いてしまう可能性が高いです…。




ちょっと脱線しましたが、
ピンマイクはトランスミッターとセットで、
自分に装着します。
テレビを見ていると出演者がよく付けているやつです。



IMG_7400.jpg



釣りは外でやるものなので、マイクには
ウインドジャマーを付けます。
その名の通り、風によるノイズを低減させるものです。

これが一番安定して音声を収録できます。
遠くの鳥のさえずりは入りにくいですが、
周囲数メートルくらいの環境音も拾うので、
ある程度の臨場感も出ます。


ただワイヤレスマイクはハイエンドタックル並みに高価なので、
次にオススメなのがコレ。



IMG_7382.jpg



めっちゃ小さいですが外部マイクになります。
自分がカメラからの距離がそこまで離れていない場合は
これでも音を拾ってくれると思います。
ボートなら目の前にカメラを置いて、このマイクをつけておけば、
それなりに安定して収録できると思います。
有無で比べたら相当差があるのは間違いないです。


さらに写真のようなクランプマウントがあると、
あちこちにワンタッチで固定できるので使い勝手が良いです。



あ、ちなみにこれまでの話はGoPro HERO6を前提に書いてます。
HERO5もかなり近い性能なので、大丈夫だと思いますが…。


こんなセットを使えば、決定的な瞬間が抑えらるはず。
全体にコンパクトなのも良いです。
自分を入れたければボートの前後の端に付けて
広い絵を撮れるようにすればOK。




そして、2台目のカメラとして手持ちのスマホを使います。
スマホの使い方は色々で、フレキシブルに使うカメラとして、
固定カメラに対するフレキシブルカメラという位置付け。

フレキシブルというからには用途が広くて、
フィールドの風景撮影、ルアーやタックルのマクロ撮影(めっちゃ近くで撮る)、
釣れた魚を近くで撮影、動画に合間に入れたい写真の撮影など
自由に動かして撮る用に使います。
割とイメージ的に使うことが多いので、
スマホ用外部マイクの有無は予算しだいで…。


こんな感じなら無理なく撮影は可能かと思います。
動画ファイルはGoProがmp4形式で、
スマホはiPhoneの場合はm4v形式になります。
これらはPCと相性の良いフォーマットなので
私的には使いやすいセットと言えます。


これがビデオカメラ(ハンディカムなど)になると、
家庭用として作られているので、テレビとの相性を優先してて、
DVDなどに記録しやすいフォーマット(AVCHDなど)がベースとなっています。
これが私の現環境だと色々と面倒なのですよ。

撮影→PCで編集→Youtubeにアップ
という流れの中でまず取り込むのに時間がかかるのと
AVCHDで撮ったデータはMTSという拡張子で、
色々とトラブルが多くて
できれば扱いやすいmp4で統一したいのです。
特に実釣撮影で使う場合は長時間撮影になるので、
データ量が半端なく非効率的です。


なので、可能な限りmp4をベースとして撮影したいというのがあります。
ビデオカメラもmp4で同時記録が可能なのですが、
これはWi-Fiで飛ばしてスマホで映像確認とか、
そんな用途が想定されているようで、めっちゃ低画質なのですよ。


なので、ハンディカムは一応持って行くけど、
バッテリー切れやメインカメラを壊したく無い時だけに
使う予備カメラという位置付けです。
撮影しやすさは動画専用機だけにピカイチなんですけどね…。安いし。
軽いのでGoPro用のアタッチメントで固定カメラとしても使えて、
手持ちでもラクだし、機能が最小限なので、気軽に使えます。

ちなみにビデオカメラを使う場合でも
絶対外部マイクを付けた方が良いです。
1万くらいので良いので。



IMG_7383.jpg




この装備からフレキシブルカメラをスマホからグレードアップさせるなら、
スマホが一眼のデジタルカメラに変わっていきます。
画質や拡張性などがピカイチなのはもちろん
記録方式が幅広く選べるのが良いです。

私も各種外部マイクを付けることでメインカメラとして便利に使ってます。
この辺からはかなり高価な装備になっていくので、
本気度の高い方にオススメです。


これらのカメラをメインカメラにした撮影の場合、
GoProをフレキシブルに使えるので、
別角度で固定カメラとして使っても良いし、
防水カメラとして自撮り棒などに付けて水面下の映像なども撮影できます。
水がキレイだとファイトシーンやルアーのアクションも簡単に撮れます。
(マイクを差すサイドの蓋を開けていると防水にならないので注意!)







最近のカメラはほぼ映像・画像をWi-Fiで飛ばせるので、
スマホをモニターにして、GoProの撮影映像をリアルタイムで
モニターしながら撮影することが可能です。
ただ、水中に完全に入れてしまうと電波が飛ばなくなるので、
専用のケーブルを使う必要があります。


これを使うことで半有線状態になるので、モニターしながら水中撮影が可能です。
使わない場合は勘で魚やルアーを追うということになりますが、
基本的に広角で撮影するので、画角内に被写体を入れることは
難しくありません。


段々と専門的になってきたので、
この辺で機材の話は終わりにします。


上を見るとキリがないのがカメラの世界です。
深入りしたい方はアレですが、
とりあえず低予算で撮影してそれっぽく編集したいというのが目的ならば、
スマホとGoProと外部マイクをベースにするのが
良いかと思います。
スマホを除き、新品を買っても10万円未満で揃うので、
ハイエンドタックルを我慢して
動画用カメラを買ってみるもの面白いと思います(^^)



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